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2007年12月23日

●冬至、雨を屋根が叩く音、みみをすます

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一月ぶりに雨に降られて、ああなんて気持ちいい、と思いました。
水の底に沈んだような夜を繰り返している静香もそうですか?
昔、昼と夜ならどっちが生きやすいかを議論したことがあったよね。
今、晴と雨で聞かれたら、雨と即答してしまうと思います。
柔らかな屋根を叩く音がする。いつまでも終わらなそうです。

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これから冬至のゆず湯に入ります。
仕事の件、未来の件で、昨日大喧嘩をしたばかりの両親だけど
ブスっと玄関を開けて帰宅したら、ごろんごろんごろんと鬼ゆず。
仲直りしたい、の合図でしょうか?仲直り、してしまいそうです。

一年で一番、夜が長い日、なんだかフライング年越し気分になって
ひとりお風呂で一年を振り返ろうと思います。
ああそうか、明日から新しい職場で働くんでした。だからだ。
事情により、予定通りの異動にはなりませんでした、
ちょっと修羅場も見えていますが、ポジティブに捉え切れませんが
さしあたって明日、元気よく起床することをこの雨に誓います。

「自由度」 野本かりあ から一部

 アタシは昨日までのアタシから
 どこまで自由になれるだろうか
 アタシを昨日までのルールから
 どこまで自由になれるだろうか
 この毎日を生きる自由度
 この音楽で踊る自由度
 このレコードにつなぐ自由度
 このひらめきを生かす自由度

「みみをすます」 谷川俊太郎  から一部

 みみをすます
 きょうへとながれこむ
 あしたの
 まだきこえない
 おがわのせせらぎに
 みみをすます

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