●こみねゆら絵本原画展@えほんミュージアム清里
なんとなく見覚えがあると思って、気に掛けていて、
とうとう見に行っちゃったのはこみねさんがMOEに連載を持っていたから。
中高の図書室に入っていた童話雑誌MOE。手持ち無沙汰なときに読んでた。
だからこみねさんの絵を見ると、学校から帰りたいのに帰れない、
学生時代の不条理な時間を思い出す。緑色のカーペット、愛書は筒井康隆。
図書室のおばさん、おばさんって呼んだら怒られた。
牧場通りにあるこの美術館には私以外誰もいなくて既に童話的。
一通り眺めて、一番好きな絵があった展示室の椅子に腰掛けて
目をつぶっていたら眠ってしまった、そんな私も童話的。
オーナーの入れる一杯の紅茶、外はこれまた寒そうな曇り空。
窓に息を吹きかけて白くしたら、背中に視線を感じたよ。
肝心のこみねさんの絵は、
小学生が書きたい絵をすっごく上手く繊細に描いてる。
だから相当きもちわるいしバランスも不安定。
気に入ったので、本買った。
贅沢な美術館